「何回言ったら分かるの?」
そう言われて、ヒヤッとしたことありませんか?
「何回言ったら分かるの?」
なんだか、聞き馴染みのある言葉ですよね。
ちょうど新しい環境で
分からないことが一気に増えるこの時期。
人から言われることもあれば
自分に言っていることもあるかもしれません。
それで――
何回だと思いますか?
10回?100回?
実は、532回らしいです。
ある教育の実験で出てきた数字だそうです。
私がこれを初めて聞いたとき
驚いてひっくり返りそうになりました。
532回で初めて分かることを
10回や20回で
「何回言ったら分かるの?」って言われるって
ちょっと無茶な話かもしれません。
「言えばわかる」と思ってない?
そもそも私たちは、どこかで
「言えば分かる」
「言えば伝わる」
と思っていませんか?
山本五十六 の言葉に
やってみせ
言って聞かせて
させてみて
ほめてやらねば人は動かじ
というものがありますよね。
「言う」って、人を成長させるため
方法のたった一部でしかないんだなと
思いました。
何回言えば、ではなくて。
そもそも
“言う以外の方法”は使われているんだろうか?
そんな視点を持っても良いのかもしれません。
「分かる」までの道のりは人それぞれ
もちろん、言っただけで分かる人もいます。
それから、見て分かる人もいる。
やってみて、少しずつ分かる人もいます。
私はこのタイプです。
過去の私は
「何度言われても分からない自分はダメだ」
と思ったり、
2.3回ででできない
自分自身にがっかりしていました。
今となって振り返ると
少し勿体ないです。
分からないことがダメと思っているときって
「これ以上聞いたら余計ダメな気がする」
って思ってしまって聞けなくなるんですよね。
そうして「分かる」まで
かなり遠回りをしてしまったこともありました。
「教える側の問題」では済まさない
「何回言えば分かるの」と言っている側は
おそらく“言う以外の方法”に
目が向いていないんだと思います。
だからこそ、
教わる側もこの視点を持っておくことに
すごく意味がある気がします。
分からないとき
「別の教わり方はできますか?」
「何度か見せてもらえますか?」と聞いてみる。
「あと10回はやりたいです」って言ってみる。
そうやって
「教わり上手」になっていくことが
できそうです。
どちらかが
良い・悪いを明らかにするためではなくて。
「分かる」というひとつの目標に近づくために
持っておきたい視点だなと思っています。
「自分がダメなんだ」と決めつける前に
何回言われても分からないとき
「自分がダメなんだ」と決めてしまう前に。
「まだ10回しか言われてないよね」と思ってみたり
「教わり方はこのままでいいのだろうか?」と考えて
少しだけ立ち止まってみる。
それだけで
心に少しだけ余裕ができ
これまでとは違う見え方や
解決策がうまれてくるのかもしれません。
今日も最後まで
お読みいただきありがとうございました。
