【白黒思考】「あるものに目を向けよう」が苦しくなる?真面目で頑張り屋の人ほど陥りやすい落とし穴


こんにちは。
カウンセラーのMIZUKIです。

『あるものに目を向けよう』という言葉、聞いたことはありませんか?

「自分に足りないもの」や「うまくいかないこと」に目を向けがちな私たちに対して、「すでに持っているもの」に意識を向けてみましょう、という言葉です。

実際、「ないもの」にばかり目を向けていると、不安や焦り、不足感で苦しくなってしまいます。
「あるもの」に目を向けることで、ちょっとしたことで自分を認められるようになったり、日々の小さな幸せを感じられるようになったりします。

ただ、この考え方を取り入れるとき、真面目で頑張り屋さんの人ほど陥りやすい、ある「落とし穴」があります。

真面目で頑張り屋さんほど陥りやすい「あるものに目を向けよう」の落とし穴

それは、「ないものを無視して、あるものだけを見ようとする」こと。

たとえば、「寂しい」「足りない」と感じているのに、それを無視して「でも私は住む家がある…毎日ご飯が食べられる」と無理にポジティブになろうとする。

これは「ない」と感じている本音を押し込めることになり、かえってモヤモヤを増してしまいます。

私自身、真面目で頑張り屋(+白黒思考)の性格ゆえに、この落とし穴にハマった経験があります(^^;)
数か月、自分の「ない」感情を無視し続けた結果、あるとき突然「ないものはない!!」と怒りの感情となって爆発してしまいました…。

「ない」と感じる気持ちが大切な理由

「ない」と感じることは、決して悪いことではありません。
むしろ、「ない」と思うからこそ、自分が本当に求めているものが見えてきます。
それは、今のあなたにとって大切なヒントです。

例えば…
✔ 「頼れる人がいない」と感じるから、本当は甘えたかったり、受け入れてもらいたい気持ちに気づける。
✔ 「わかってくれない」と感じるから、自分の思いの伝え方を見直すキッカケになる。

あなたが本当に求めていることを「すでにあるもの」で補うことはできません。
だからこそ、「ある」だけでなく、「ない」もちゃんと見てあげることが大事なのです。

バランスよく見るコツ:「〇〇はないけれど、〇〇はある」

大切なのは、「ない」も「ある」も、どちらも大切にすること。
どちらかに偏ると、心のバランスを崩してしまいます。

そのためのコツは「〇〇はないけれど、〇〇はある」 と考えてみることです。

✔「職場の人間関係は辛いけれど、休日には友人との楽しみはある」
✔「まだまだ落ち込む日もあるけれど、ご機嫌に過ごせる日も増えてきている」

この視点で物事を見られるようになると、心のバランスが取れて落ち着いていきます。

「ない」も「ある」も、自分にとって大切なもの

「あるものに目を向ける」というのは、「ないものを無理に無視する」ことではありません。
真面目で頑張り屋の人ほど、「ある」を見なきゃと自分を追い込みがちです。

このブログが、あなた自身の「ない」と「ある」に、やさしく目を向けるきっかけになればうれしいです。
焦らず、否定せず。
どちらの気持ちにも、ちゃんと居場所をあげてくださいね(^^)

では、今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました(^^)