こんにちは。
無川みづきです。
皆さんは、職場で
「周りの人が不機嫌なのが
分かって、声が掛けづらい、
業務に集中できない」
というお悩み、ありませんか?
共感力が高く、
人の些細な表情の変化によく気づく
HSP気質の方には多いのでは
ないでしょうか。
こういうお悩みに対する対処法は
無限にあります。
例えば
・自分と相手の間にイメージで
境界線を引いて、
相手の気持ちを深読みしない。
・視野や聴覚を物理的に遮断する。
・非HSPさんとの感覚の違いを
知り、一度気づいたとしても、
気づかないふりをしてみる。
などなど。
ただ、
こういった対処法をお伝えして
練習・実験を重ねても、
なお、行動できない、
心がラクにならない方が
多くいらっしゃるのも事実です。
なぜなのか。
そういう方に共通することが
一つあります。
それは、その出来事の背景に
自覚のないトラウマが隠れている
ということです。
簡単にいうと、今の状況と
過去のトラウマが
無意識で結びついてしまい、
身体が拒絶してしまっている
ということです。
トラウマというと
命に関わるような
危機的な出来事や
フラッシュバックが起こるほど
強烈な体験という
イメージを持たれている方も
多いかもしれませんが
実は
トラウマになる体験は
客観的に見て、命の危険があったか
どうかは全く関係ありません。
例えば、
「親のしつけが厳しく、なかなか
自分の意見が言えなかった」
「家庭は特に問題なかったけれど
部活動のコーチが厳しかった」
「友達から仲間外れにされたり
無視されたことがある」
こういったことでも
本人が自覚しないうちに
トラウマになっていて、
今の行動・思考に
影響を与えていることは
よくあるのです。
HSPの刺激を受けやすいという
特徴も考えると
自覚のないトラウマを
抱えているHSPさんは
多いと思います。
トラウマ反応が起きている場合、
いろんな対処法を
いくら試してみても
苦しさからは一向に
解放されません。
むしろ、拒絶している身体を
無理に動かそうとすることで、
さらに心に負担がかかってしまう
こともあります。
なので、その場合は
まず、トラウマを癒していく
必要があります。
癒すことができて、初めて
ラクに対処法が取れて
悩みから解放されていきます。
いかがでしたか。
頭で分かっているのに
一向に行動できない
ラクにならない
という方は、
自覚のないトラウマが
隠れている可能性があります。
トラウマは
順序を踏んで
慎重に扱いながら
癒していく必要があるので、
一人で向き合おうとせず
カウンセラーと一緒に
癒していくことを
考えてみてくださいね。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。