会話に気持ちがついてこない…?感情のタイムラグが起こる理由と対処法

皆さま、こんにちは。
カウンセラーの無川みづきです。




受け流した人の言葉が
後になってジワジワ効いてきて、
悲しくなる、腹が立つ、
反論したくなる。

テンポの早い会話になると
乗り切れず、
ひとり空気と化してしまう。



以前の私は、
こういうことがよくありました。






感情が湧いてくるまで、
自分の気持ちを理解するまでに、
謎のタイムラグがあるのです。




そして、あとから
沸いてきた感情に対して、
「何を今さら…」
「こんなに嫌なのになんであのときに言わなかったんだ…」
「本当にコミュニケーション下手だなぁ」
と自分を責めるのがクセでした。



なぜ、そんなことが
起きているのか。
主な理由は2つあると思います。





①会話中、自分の感情よりも
優先していることがありすぎる


人の期待に応えること
誰かを傷つけないこと

愛想をつかれないこと
空気を悪くしないことなど

自分の感情とは別のところばかり
意識が向けてしまい

それが当たり前となっています。



無意識に自分の気持ちを
シャットアウトして
しまっているのです。




❷HSPの特性
HSPの特性の一つに
「物事を深く考える」と
いうものがあります。

何かを発言するときには、
自分の中にストックしている
大量の知識や経験を
照らし合わせて、熟考します。



浮かんだアイデアに対して
「今、本当にこれを
 言っていいのか?」
「もっと良い案があるのでは…」
と厳しい自己チェックも
自然と行われます。



そのため、
自分の気持ちを
言語化するまでに要する時間が

非HSPの人よりも長くなり
結果、言葉にできず
終わってしまうのです。




では、どうすればこの感情の
タイムラグをなくすことが
できるのでしょうか。




今日は簡単にできる解決策をお伝えします。



それは、一人の時に
自分の気持ちを知る時間を
意識して作る
ということです。


「自分はこういう意見を持っている」
「自分はこの分野がすごく苦手だ」


と、自分自身の
考えや得意不得意を
あらかじめ
知っておくことが大事です。



方法としては
日記をつけることをおすすめします。

その日起こった出来事と
それに対する自分の感情を
セットで書くことによって
自分の考え、得意不得意を

言語化することができ
自己理解が深まります。






それから
もし
感情が遅れて出てきたときは
その感情を嫌わない
ことを
意識してみてください。



昔の私のように
「何を今さら…」などと
否定してしまうと、
感情を出すメリットがなくなり
より一層感情が出にくくなります。





「そうか、本当は○○って
 思っていたんだ~」
「教えてくれてありがとう」
「あの時に気付けなくてごめんね」


と自分の中の
もう一人の自分(潜在意識)に
語りかけるイメージで
優しく受け止めましょう。



これを繰り返すことによって
潜在意識が
「感情は大事にされる。

出してよいもの。」と覚えるので、
感情が出やすくなります。



いかがでしたでしょうか。



一人の時に
自分の気持ちを知る時間を
意識して作ること、
そして感情が遅れて出てきたときは
その感情を嫌わないこと。


この2つを習慣化することで
感情のタイムラグは
少しずつ減っていきますよ。



最後まで読んでいただき
ありがとうございました。