こんにちは。
カウンセラーの無川みづきです。
「ネガティブ思考をやめたい」「もっとポジティブにならなきゃ…」
そう思うことはありませんか?
新しいことにチャレンジするときに「うまくいくだろうか」「失敗したらどうしよう」などという不安な気持ちが湧いてしまい、行動が止まったり。
失敗や挫折を経験したときに「私はダメだ」「これ以上頑張っても無駄だ」と深く落ち込んでしまったり。
いろいろな場面で行き詰まってしまうのは、「ネガティブ思考のせいだ!」と思う方がいるかと思います。
しかし一方で、ネガティブ思考を上手く活かすことで、人生を好転させていく人もいます。
ネガティブ思考を活かせる人と、ネガティブ思考を活かせない人、両者の違いは何でしょうか。
その違いは、ズバリ!
ネガティブ思考になった後、「思考を進める」ことができるかどうかです。
①はネガティブ思考にとらわれて、思考が止まっている状態。
不安な気持ちや自分責めが連鎖して、苦しい状況から抜け出すことができません。
②は「ネガティブはダメだ。ポジティブにならなきゃ!!」と思い、無理やりポジティブ思考になった状態。
一見、良い状態に思えますが、自身の問題に向き合えないので、いつまで経っても問題は解決しません。
③はネガティブ思考で「思考を進める」ことができている状態。
不安はありながらも、リスクや最悪の状況を想像して慎重に行動していくことで、実に問題に対処できます。
つまり、ネガティブ思考とポジティブ思考、どちらかが良い・悪いではなく、思考を進めるか止めるかが、大事なのです。
④ポジティブ思考の人が「思考を進める」と行動スピードはピカイチです!
しかし、ポジティブ思考の人は、「なんかダメな気がする…」「うまくいかなかったらどうしよう」といったネガティブ特有の思考が浮かびにくく、そのせいでリスクを見落としたり、見切り発車になってしまうこともあります。
「思考を進める」ために、具体的にどうしたらよいのかというと、ネガティブな思考を受け入れ、それから自分で自分に質問をすることです。
例えばこんな感じ。
■「うまくいかなかったらどうしよう…」
→「うまくいかなかったらどうしよう…って思うよね。じゃあ、うまくいかないと思う要因はなんだろう?」
→「その要因を排除するには具体的に何が必要だろうか?」
→「うまくいったとしたらどんな良いことがあるかな?」
→「やってみないと分からないことはないかな?」
こんな質問を自分で投げかけて、答えていくことによって、自然と気持ちや行動が変わっていき、結果、辛い状態から抜け出すことができます。
いかがでしょうか。
ネガティブ思考を手放さなくても、それをきっかけに考えを巡らせることで、自然と辛い状況から脱却できます。
ネガティブ思考はあなたにとって最強の武器になります。
手放さず、活かしていきましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。