失敗を怖がる私も、
どんくさい私も、
だらしない私も、
極端にネガティブになる私も。
みんな、まだ私の中にいる。
でもカウンセリングを受け続けた私には、もうひとり仲間ができた。
それは、脳内ギャル。

彼女は、これまでの私とはまったく違う視点をくれる。
たとえば、
「また完璧にできなかった…」と悔やむ私には、
「でも半分もできてたらスゴくね?」と笑ってくれる。
面倒くさくて動けない私には、
「わかるー。だるいよねー。」とまず共感してくれる。
人の意見に簡単に流されそうになる私には
「それがあなたの軸なの?」と冷静に突っ込んでくれる。
仕事でミスをして落ち込む私には、
「とにかく今日はゆっくり休みな。」と寄り添ってくれる。
もちろん最初は違和感でしかなかった。
けど、何度も彼女を召喚するとわかってきた。
今までの自分にはない「ギャル」というキャラが
他のキャラとのバランスを取ってくれている。
私が考えすぎて空回りしそうなとき、
ふっと笑わせてくれる。
彼女からの言葉で不思議と力みが取れる。
「まぁ…なんとかなるか」って思わせてくれる。
カウンセリングを通して学んだ“自分との向き合い方”が
このギャルを生んだんだと思う。
ふと「脳内ギャルを思いついた私って、天才なんじゃない?」と思った。
念のため「脳内 ギャル」で検索してみた。
すると、同じような記事が普通にたくさん出てきた。
私は凡人だった。
でもすぐに脳内ギャルがこう言ってくれる。
「まじでみんな天才すぎー。」
