「うまく伝えられない」と悩むあなたに知ってほしいたったひとつのこと

こんにちは。
カウンセラーの無川みづきです。

あなたは、次のどちらのパターンに当てはまりますか?

A:「ちゃんと伝えたはずなのに、よく誤解されてモヤモヤする」
B:「言いたいことがまとまらず、つい黙ってしまう」

どちらにせよ、コミュニケーションに苦手意識を感じる瞬間ですよね。

「自分のコミュニケーション能力が低いから…」と自分を責める方も多いと思いますが、そうではないかもしれません。

実は、コミュニケーションがうまくいくかどうかは、“ある視点”を持てるかどうかで大きく変わります。

その視点とは…
「ズレるのが当たり前」という考え方です。

「ズレるのが当たり前」ってどういうこと?

私たちはそれぞれ、持っている「知識」や「価値観」が違いますよね。

また、「性格」や「常識」も異なり、たとえ同じ言葉であっても、それぞれの経験や文脈で違う意味を持つことがあります。

例えば、「後でやるね」という言葉。
その「後で」というのが、あなたは数時間後だと思っていても、相手は数分後だと思うかもしれません。

あるいは、友人と映画を見たあと「良かったね~」と言い合ったとき。
あなたは【ストーリーが良かった】と思って伝えたけれど、相手は【主演の演技が良かった】という意味で言っているのかもしれません。

このように、コミュニケーションには解釈のズレが生じるのが普通です。

ズレを前提にコミュニケーションをとるためのコツと注意したいケース

うまくコミュニケーションができているように見える人は、1度のラリーで、すべて正確に伝えよう・受け取ろうとしていません。

ズレを前提に、相手に「どう伝わったか?」を気にしたり、自分が「どう受け取ったか」を示すのが上手なんです。

会話のなかで「今の話、〇〇ってこと?」という質問や、「ちょっと言葉足らずだったかも。こういう意味で言ったんだけど、大丈夫?」と確認をすることで、すり合わせができます。

ブログの冒頭の質問でBに当てはまった人は、「誤解されたらどうしよう」「うまくまとまらない」と感じることが多いかもしれません。

話しながら「何を言いたかったんだっけ?」と迷ってしまったり、相手の反応を気にして途中でやめてしまうこともありますよね。

そんな方も、まずは、「一度で完璧に伝えられなくてもいい」と思ってみましょう。
「とりあえず短い一言を伝える」「まず質問から入る」といったことを意識すると、グッとハードルが下がります。

すると、たとえ一度でうまく伝えられなくても、相手が補完してくれることもあります。

ズレをすり合わせられる。修正できる。
そんな経験は自信につながるはずです(^^)

まとめ

コミュニケーションは、ズレるのが当たり前!

この前提を持っていると、「伝え方が下手で申し訳ない」「コミュ力が低い私はダメだ…」という自責の気持ちも自然と減っていくかもしれないですね。

最後に…
ズレることは、ネガティブなことではありません。
むしろ、新しい視点を知るきっかけになります。

相手の真意を知り「そういう意味だったのか!」と驚いたり。
自分の言葉を「そんな風に受け取るんだ!」と新しい発見をすることもあるでしょう。

ズレを怖れず、楽しむこと。
その気持ちが、あなたと身近な人とのより豊かなコミュニケーションにつながっていくはずです(^^)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。