対人関係に悩む人にはある共通点があります

こんにちは。
カウンセラーの無川みづきです。


・友人と遊んだ後、なぜかぐったりしてしまう
・職場の人に過剰に気を遣ってしまう
・パートナーに依存しがち
・頼まれごとを断るのに罪悪感がある
・親に口出しされても我慢している
・一人が好きだけど独りぼっちと思われるのは怖い
・大人数の中で意見を求められると、何を言えばよいのか分からなくなる


いかがでしょうか。
主に対人関係に関するお悩みです。


上記のようなお悩みを抱える人には共通する原因があります。


それは、自分の「心の敷地」が曖昧になっているということです。 



パーソナルスペースという言葉はご存じでしょうか?
「他人が入ってくると不快感を覚える空間」のことです。


パーソナルスペースの中に侵入されると人は強いストレスを感じます。
例えば、満員電車で、他人が身体に接触しそうなくらい近くにいると不快感を感じますよね。


一方で、同じ他人でも、パーソナルスペースの外にいると、不快感はありません。




実は、心にも、人それぞれ、目には見えないパーソナルスペースを持っています。
それが「心の敷地」です。



他人との心地よい距離感をとることができていると、自分の「心の敷地」が守られていると安心感があり、相手に対しても嫌な感情は沸きません。

「心の敷地」が曖昧な人


対人関係に悩む人の共通点は、自分の「心の敷地」の境界線が曖昧になっていることです。


境界線が曖昧になると、自分の「心の敷地」と他人の「心の敷地」の距離感そのものが分かりにくくなります。
そして、無意識のうちに、相手の感情に巻き込まれたり、相手の言動に過剰に合わせたりしてしまいます。



「心の敷地」は「心のお家」ととらえることもできます。

「心の敷地」の境界線が曖昧な人を、お家のイメージで言い換えるとこんな感じです。
・自分のお家のカギはいつでも開けっ放し(誰にでも好き勝手な振る舞いをさせてしまう)
・他人が自分のお家の冷蔵庫を漁っていても放置(Noを言えない)
・勝手に人のお家の掃除をする(他人の問題を背負う)


…いかがでしょうか?
こんな状態であれば、対人関係でストレスを感じるのも当然ですよね。

「心の敷地」が明確になると…


「心の敷地」が明確になると、こんなメリットがあります。


・自分の気持ちに正直な行動ができる
・気持ちの切り替えが上手になる
・自分の問題と他人の問題を分けることができる
・簡単に「No」が言えるようになる
・ありのままの自分を尊重してもらえる
・自分なりの方法で成長していける


「心の敷地」を明確にするための第一歩は、自分と相手の「心の敷地」の距離感を意識することです。


対人関係で少しモヤっとしたとき、疲れを感じたとき、
「心の敷地、重なっていないかな?」
「心地の良い距離感かな?」と意識してみてください。


そんなことで…?と思うかもしれませんが、気づけた瞬間からあなたの気持ちや行動になにかしらの小さな変化が現れるはずです。

「心の敷地」を手に入れて、ラクな人間関係を築きましょう

いかがでしたでしょうか。
社会で生きていく以上、人間関係は避けて通れません。


約30年、対人関係でさんざん辛い思いをしてきた私でしたが、カウンセリングで、この「心の敷地」のイメージを知り、心地良い距離感を保てるようになったことで、そのストレスからみるみる解放されました。


そんな過去の私と同じように対人関係で悩む方にとって、お悩み解決のひとつのヒントになるといいな、という思いでこのブログを書きました。


カウンセリングでは、「心の敷地」を明確にする方法や守り方などもお伝えしています。

「「心の敷地」の考え方、好きかも!」「対人関係の距離感をコントロールする方法を知りたい!」と思われた方は、是非お試しカウンセリングにお越しくださいね。


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今日も最後までお読みいただきありがとうございました(^^)