【HSP】【アダルトチルドレン】【微笑みうつ】「嫌な顔」できますか?

こんにちは。
カウンセラーの無川みづきです。


突然ですが、皆さんは
「嫌な顔」ってできますか?


自分が苦手な相手に対して。

あるいは相手の言葉で強烈に
不快な気持ちになったとき。


私は長い間できませんでした。


セクハラ発言に
どれだけ不快な気持ちになっていても、
理不尽な扱いにどれだけ傷ついてても、
いつも外ではニコニコヘラヘラ笑って
ごまかす人間でした。


悔しい、悲しい、腹立たしい・・・

本当はそう思ってるのに
その気持ちはグッと
押しこめてやり過ごし、

家に持ち帰って一人で泣いたり、
家族に当たったり。


そんなことを繰り返し、
いつも限界まで我慢していました。




HSPやアダルトチルドレンの方々は、
他人に気を遣いすぎてしまって、
自分の本当の気持ちを
表に出せないことがよくありますよね。


まず最初に、
そのような気遣いを持ちながらも、
これまで「嫌な顔」をせずに
頑張ってきた自分を
どうかねぎらってあげてください。



他人の気持ちやその場の空気を考え、
自分を押し殺してまでも
笑顔を保ってきたこと。


その心遣いはあなたが
周囲に十分優しく接してきた証でもあります。


「頑張ってくれて本当にありがとう」と
自分に伝えてあげてください。


どんなに嫌な状況でも
「嫌な顔」ができない。


その理由を考えてみました。


多くの人は
「自分がされて嫌なことは人にしない」
という考えを持ちますよね。


私の場合もそうでした。

つまり、まず私自身が
「嫌な顔」をされたくない!
って強く思っていたんです。


他人を不快にさせたくない、
嫌われたくないという思いが
とっても大きかったです。


でも、カウンセリングで
心の仕組みを知り
自分自身を見つめていくうちに
気づいたことがあります。


「嫌な顔」をされて
私が感じる「不快な気持ち」は、
まるで自分の存在が
全否定されているかのような
強烈なネガティブ感情。



でも、他人にとっては、
その感情はそこまで
強くなかったりする。


「嫌な顔」をされたら
「嫌なんだな」って思うだけの人だっている。



私が受ける「不快感」「傷つき」と、
他の人が感じる「不快感」「傷つき」は、同じではない。

というかむしろ
「同じなんてあり得ないんだ」
と気付きました。




こうやって文章に起こすと
すごく単純なことですが、
そのことに自分で気づいて、
腹落ちして、

それから心が癒やされていくうちに
「嫌な顔」をすることの意味が、
だんだんと変わってきました。


それまでは
「嫌な顔」=相手を傷つけること、
相手との関係性を破綻させること

だけだと思って疑わなかったのが、
「嫌な顔」=自己開示の表現のひとつ
と思えるようになりました。


自分を守るために「No」を言うのが大事。
でも実際、対人関係の中で
「嫌だ」と直接言葉で伝えることは、
難しかったりもします。


だからこそ、まずは
本当に嫌な気持ちになった時くらい、
「嫌な顔」をして、
自分の意思を表してみませんか?



相手に対して
「これは私の限界だ」
「私は良い気持ちがしていない」
というサインを送ることができ、


自分を守りながら、
相手との関係性に変化を起こせる
大きな一歩
になるはずです。

・対人関係で我慢を繰り返してストレスを溜めている方
・感情を表情に出すのが怖い方
・自分の感情を押しこめすぎて、本当の感情が分からなくなっている方


一度お試しカウンセリングで、お話を聴かせてくださいね。


今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。