こんにちは。
カウンセラーのMIZUKIです。
「自己肯定感が高い・低い」って、よく言う言葉ですよね。
でも、実際、両者の違いってなんだろう?と疑問に思うこと、ありませんか?
実はその違いがはっきり見える瞬間があります。
それは──「自分が苦手なこと、できないこと、持っていないもの」と向き合うとき。
このとき、自己肯定感の高い人は、ある行動ができるんです。
その行動とは…
自己肯定感の高い人は「諦める」ことができる
「諦める」という言葉を見て、あなたはどう感じますか?
「投げ出す」「逃げる」「無責任」──
一般的にはそんなイメージがくっついてきがちなこの言葉です。
しかも「諦めるな!」って、よく言いますよね。
最後までやり抜く人がかっこよくて、諦めるのは負けみたいに扱われることもあります。
が、実はまったく逆。
自己肯定感の高い人ほど、上手に「諦める」ことができるんです。
「諦める」は前向きな選択
「諦める」というのは、(今の)自分ではできないことを見極め、無理に自分を追い詰めるのをやめて、自分に合った方法へ切り替えるという、超柔軟で前向きな選択です。
「できないこと」をどうにかこうにか続けるよりも、「できない自分」をそのまま認めて、受け入れてみる。
そのほうが、心に余裕ができて、前に進む力が湧いてくるんです。
ペンギンが羽ばたいていたら?
ちょっと想像してみてください。
よくある例ですが、「空に飛ぼう」として一生懸命頑張っているペンギン。
周りから見れば、ちょっと可愛くて笑えるかもしれません。
でも本人は本気で、必死で、、でも一向に飛べなくて、どんどん苦しくなっていく…。
自己肯定感の低いペンギンは、早く移動が出来る鳥に憧れて、諦められない。

一方で自己肯定感の高いペンギンは「でも自分は飛べないからな」と諦めることができます。
そして「じゃあ、自分ができる移動方法は?」「やっぱり泳ぎだよね」と切り替えていくんです。

「諦める」と「投げやり」は別物
ここでひとつ注意したいのが、「諦める」と「投げやりになる」は別物だということ。
「いじける」「絶望する」「どうせ私は」──
これらはどれも、自分への失望や怒りが元になった行動です。
でも「諦める」というのは、冷静に自分を見つめて、無理のない道を選ぶという、内側からの優しさに基づいた行動。
つまり、諦めることは自己否定ではなく、自己受容なんです。
諦めることは、愛ある選択
自己肯定感の高い人は、「諦める」ことができます。
この言葉の意味は、“できない自分”を責めるのではなく、認めてあげるということ。
そして、そのうえで「じゃあ、今の自分にできることは?」と、柔らかく切り替えるということ。
「諦める」は超前向きなギブアップ。
そして自分自身への愛のある選択だと私は思います(^^)
さて、今、あなたは「諦められない」ことってありますか?
あるとしたら、その「諦め」を邪魔している「もの」ってなんでしょうか?
よければ、考えてみてくださいね。
では、今日も最後までお読みいただきありがとうございました(^^)
